頭がいい子ほどおもちゃが少ないそうです。
おもちゃが少ないと子供は集中して遊ぶから、もしくは、おもちゃが少ないことでコミュニケーションが促されるから、知性が育まれるのか?
それとも、もともと頭がよい子は数少ないおもちゃでも集中して遊んだり、行動に問題がないから、親が追加のおもちゃを買わなくてすむのか。あるいは、賢い親がおもちゃを厳選する傾向があり、賢い親の遺伝で子供が賢いだけなのか。
個人的には因果関係はない(=もともと頭のいい子の方がおもちゃが少なくてすむ傾向がある、または、賢い親はおもちゃを厳選する傾向がある)と思うのですが、いずれにしてもおもちゃをたくさん与えることで頭がよくなることはなさそうです。
おもちゃを買う前に子供の反応を確かめよう
おもちゃを買う前には、可能な限り事前に試して子供の反応を確認しましょう。よいおもちゃとは、子供が夢中になるおもちゃのことで、一人ひとり違います。
例えばルーピング。ハマる子はハマるのですが、どちらかというとハマらない子の方が多い印象があります。ルーピングは支援センターやおもちゃ売り場で試せることが多いので、実際に子供の様子を見てから買うかどうか決めるといいでしょう。
買ったからと言って、無理に遊ばせようとしない
一番避けたいのは、せっかく買ったからと子供が興味を持ってないのに遊ばせようとすることです。
人間は自ら選んだことを、自分でやることに喜びを感じ、成長につながります。子供の意思を尊重することは、よい親子関係にも重要です。
反対に、人間は強制されたことはやりたくないと思う生き物です。親から遊ぶように言われれば、かえって遊ぶ気持ちがなくなってしまいます。
せっかく買ったのに遊んでくれないおもちゃは、子供の視界に入る位置に置いて、そっとしておきましょう。子供が興味を持つ日がくれば、遊んでくれるかもしれません。
ほどんとの知育玩具に根拠がない
知育玩具に躍らされないようにしましょう。ちゃんと効果を検証した上で知育玩具を名乗るおもちゃはほとんどありません。
おもちゃを使うグループとそうでないグループに分けて、一定期間経過した後の知力を比較するような調査をしないと効果があるかどうか分かりません。
さらにいうと、知力をどのように定義し、どのように測定するのか。また、もともとの知力や親の経済力が結果に影響しないようにすることも必要です。もっというと成人してからも優位性を維持するのか追跡調査もしてほしいところです。
そこまでしているおもちゃを見たことありますか?もし本当に知育効果が検証されたなら論文として発表されるレベルのことです。
ちなみに、将来の学力や社会的成功に必要なのは、いわゆる非認知能力です。非認知能力はおもちゃでは養えません。(参考:科学的な英才教育の真実!早期教育は意味がない!やっぱり遊ぶ子ほど地頭がよくなる)
おもちゃ選びが難しい場合は
月齢にあったおもちゃで遊べることは、赤ちゃんや幼児にってとても大事です。しかし、どのようなおもちゃがよいのかわからないですよね。
おもちゃ選びに時間をかけたくない家庭には、【こどもチャレンジ】 がおすすめです。子供の月齢にあったおもちゃや教材を届けてくれます。