卒親に向けて準備をする
進化的に子供は3歳くらいになると母親を離れ、子供集団で過ごすようにできています。子供は、3歳で親離れ、5歳でほぼ大人、7歳で完全な一人前という気持ちでいましょう。小学生になったら完全に卒親です。親が上からの立場で教えられることはありません。
では他人になるのかというと、もちろんそうではなく、強い結びつきがあることは確かです。子供とのよい関係を構築すべく、相手の意思を尊重して接するようにしましょう。
いつまでも子ども扱いするからこそ、子供の反抗期があるという説があります。人間の進化的には思春期の反抗期はないようなのです。(昔は思春期になれば一人前扱いなので、当然なのかもしれません)
同世代の友達と遊び、ケンカする
3歳・4歳になると、本格的に子供どうしで遊ぶようになってきます。遊びにはケンカがつきもので、幼児は遊んだり、ケンカをしながら社会性を身につけていきます。
心の痛みと体の痛みには関係があるそうです。『「やる気脳」を育てる』には、体の痛みを通して、心の痛み、さらには相手の立場に立つことや、共感などを身につけることが重要としています。自らが痛みを知ることで、手加減することや、思いやりを身につけていくのです。
その際に、親や先生はあまり仲介しない方がよいでしょう。現代においても、大人が監視している環境よりも、子供たちだけの方がケンカがすくない傾向があるそうです。大人が止めてくれると思うからでしょう。なるべく子供たちだけで思考させることが、成長につながるのだと、一歩引いて見守る気持ちでいるのがよさそうです。
同世代の集団を通して、本質的な知能である非認知能力を身につけることを考えると、何をさておき、友達と遊んでケンカして、楽しそうに毎日を送っていれば心配ないでしょう。
小学校受験について検討する
小学校受験の子供の準備期間は半年あれば十分ですが、親の情報収集という面では、2年~3年あるいと安心です。そのため、年少になった頃に、小学校受験をするのか、しないのか考え始めるといいと思います。
小学校受験については、別の記事で捕捉します。
季節のイベントを大事にする
3歳くらいになると、四季というものがあるということが徐々にわかってきます。小学校受験にもつながるのですが、四季折々のイベントを大事にして、一般教養を身につけることは、数少ない親ができることのひとつです。子供と一緒に楽しみましょう!
家事を楽しむ
料理や洗濯、掃除などをできることは積極的にやってもらいましょう。3歳なら、無理強いする必要はなく、子供が興味をもっている時には一緒に取り組み、家事は楽しいと感じられるようにしましょう。家事をしたからといって、褒める必要はありません。家族の一員として、家庭の運営に携わるのは当たり前という気持ちでいましょう。
小学校受験をする場合は、ほうきやチリトリ、雑巾など、伝統的な家事道具にも親しんでおいた方がいいです。また、使い捨ての生活を止めるのもいいタイミングです。口を拭くのにウエットティッシュでなく、おしぼりを使ったり、食べ物などを床にこぼしたときにティッシュで拭かず、雑巾を使うなどです。
小学校受験では、そのような基本的な生活習慣が問われる場合がありますし、使い捨ての生活を止めると、心地いいものがあるような気がします。子供とちょいエコな生活として、楽しんでみてはいかがでしょうか。
子供の使いやすい道具を用意するのもおすすめです。別の記事で捕捉します。
家族会議をする
子供が家事をやることについては、家族の一員として、家庭の運営に携わるのはあたりまえということを言いました。一方で、子供は家族の一員として、家庭の運営の意思決定に関わる権利もあります。
家族会議というと大げさですし、日時を決める必要もありませんが、何か問題がある時や、子供に関わる内容については、なるべく子供と話し合うようにしましょう。
例えば、週末にどのように過ごすか。家事の分担はどうするか。その他困ったことがあれば、どのようにすれば解決できるか話し合いましょう。
さまざまな遊びをする
3歳になると、大人にも理解ができる、いわゆる「遊び」を好むようになってきます。さまざまな遊びの機会を作って、子供が夢中になれるものを見つけましょう。
英語を学び始める
子供の知力を親の力で向上させるは非常に難しいのですが、学業成績という観点でいえば、唯一英語だけは、親が力になれます。
知能が高くなくても、英語を身につけることは可能であり、英語を身につければ、英語の得点は高くなるのです。日本では、学業として、まだまだ英語が重視されているので、特に他の教科が期待できそうにない場合は、英語教育に力を入れるべきです。