『夢をかなえる能』や『発達障害の改善と予防』によると、テレビを見せる場合はバラエティ番組がよく、アニメや幼児向け番組は無意味だそうです。バラエティ番組は実写で社会関係が豊富なので、見ていると社会関係に関連する脳の領域の発達を促す可能性があるようです。
(ちなみに海外には、セサミストリートが脳の発達によいとする調査もありますが、セサミストリートは科学的な仮説をもとに緻密に作成されているので、日本の幼児番組とは状況が違うのかもしれません。)
同様のことが絵本にあてはまるかは不明ですが、イラストばかり見ているより、本物を見たほうがよいだろうということで、写真や写実の絵本を買いました。
『ねんね』
いろいろな動物の寝ている姿を写真で紹介する絵本。
表紙のリスやコアラはよくこんな格好で眠れるなと思う意外性があり、ワラビー、ライオン、ペンギン、パンダは親子で仲良く眠る姿がほっこりさせてくれます。
首の長いキリンはどう眠るのだろう?という素朴な疑問も解決!
イラストでよく見る動物が実際にはどんな姿なのかも分かるので、動物系の写真絵本は1冊はあるとよいと思います。
『きらきら』
美しい雪の結晶の写真と谷川 俊太郎さんの詩のコラボ。
青ベースの背景に雪の結晶が写っている写真が続くので、飽きてしまう子もいるかもしれません。
わが家では1歳の頃は時々しか見ていませんでしたが、2歳になるとしばしば手にとるようになりました。
雪というものを認識して、結晶というとのがあるのだということ、それを撮影することの困難、困難なことを続ける根気と情熱など、この絵本には成長にともなって気づけることがたくさんあり、この先も長く楽しんでくれると思います。
大人でも楽しめます。
『やさい』
野菜を畑で収穫するシーンが見開きで写実的に描かれ、ページをめくると、普段よく見かける姿になってお店に陳列されています。
うちの子は野菜嫌いですが、2歳になってもよく見ています。身近なものが次々描かれるので、子供の興味を引くのかもしれません。
もう少し大きくなれば、野菜がもともとどのようになっているのか興味をもつきっかけになるかもしれません。
『くだもの』
最初に丸ごとそのままの果物を、次に食べられるように切った状態を写実的に描き、「さあ どうぞ」と差し出されます。
1歳半で買い、ほとんど知っている果物ばかりだったので、食べる真似をしながら楽しそうに見ています。
『やさい』と同じ作者です。
(参考)
【0歳~1歳】うちの子が好きだった絵本!イチオシは『せんべ せんべ やけた』
【0歳~1歳】は厚紙絵本(ボードブック)がおすすめ!『あかちゃんはーい』ほか